組織にいながら、自由に働く
会社員はやりたくないことが多くて、ルールに縛られながら働いている。
僕もその一人。
自分の好きなように自由な働き方がしたいと思う。そんなことを常に思いながら見つけたのが今回の本だ。
なんと、直球なタイトルでしょうか。完全に表紙の文字に魅かれて購入してしまった。
著者は楽天の会社員でありながら自身の会社も経営し、プロサッカーチーム ヴェッセル神戸とプロ契約も結んでるという何やってる人かよく分からない中山進也さん。
購入したものの、「どうせIT企業みないな自由度の高い社風だから可能なんでしょ?』 と思ってたので、お堅いメーカー勤務の僕に参考になるかな?と思いつつページをめくりました。
どうやらこの本曰わく、自由に働くためには加(+) 減(-) 乗(×) 除(÷)のステージを経験することが必要とのこと。
読み進めていくと自由の意味が読む前のイメージと違い、僕のようなお堅い風土の会社員でも応用できることがたくさんありました。
加(+):好きな作業の時間を増やす
1日で1つだけの仕事を8時間近くやるなんてことは、なかなかないですよね。みなさんもしょうもない雑用も含めて様々な仕事もしていると思います。
「あらゆる仕事は作業」と考えられ、「仕事=作業×意味」と定義づけられています。
意味はその作業について自分がどう感じるかです。
同じ作業でも人によって楽しかったり、つまらなかったりと感じ方は様々です。つまり他人と自分の好みの作業は違うということです。
加ステージの1つは好みの作業をする時間を増やして、好みではない作業からは逃げるです。
僕は自分の好み作業と好みではない作業をリストアップして、好みではない作業をどうしたら減らせるか、もしくは好みにできるかを考えています。
そうすることで自分のできる仕事を1つでも加えていきます。
減(-):選択と集中で自由になる
減のステージでは減らす事で強みを磨くことが書かれています。減らす際の基準は以下の3つだそうです。
⒈やりたい ⒉得意 ⒊喜ばれる
加ステージで増やし仕事の中から3つの基準を満たす仕事に集中させて、自由により近づいていきます。
ちなみに、このステージで本のタイトルにもなってる自由とは自分に理由がある(やりたいからやる)という意味だと分かりました。
好き放題やるとはまったく違いましたね笑
その他にもこのステージでは出世の落とし穴の「ピーターの法則」についてや、破ってもいい(!?)ルールの基準など一般常識とは違ったことが書かれていて刺激的でした。
減ステージでは常識を捨てるメッセージも強く感じました。
乗(×),除(÷)はまだ早かった...
このあとは乗除が続きますが、僕は加減ほどピンときませんでした。なぜなら、僕自身んがまだ加ステージにいるからだと思います。減は次のステージなのでまだイメージができる段階でした。
しかし乗徐ステージに書いてあることはなるほど!と思っても、今の自分では現実味がありませんでした。
本にも各ステージをクリアしてから読み進めるのがベターと書かれているので、一気に読んでも効果は薄いかもしれません。
(もちろん将来を見据えるという意味では読む価値アリ)
一応僕が特に印象に残ったことを残しておきます。
乗ステージ:1つの強みを軸をとして他の仕事と掛け合わせる(まさに掛け算!)
徐ステージ:仕事が変わっても因数分解して、1番の強みを活かしていく(合ってるか不安...)
徐ステージはまさに未知でした。しかしながら、世の中には「働きアリ」と「うろうろアリ」がいる話は興味深くて、僕は「うろうろアリ」になりたいと思いました。気になる方はぜひ読んでみてください。
ToDo
・加ステージから減ステージに進む!
具体的には、
⒈できる仕事を増やす
⒉好みの作業の時間を増やす
⒊強みを1つ作る