1社目は憧れの業界だった
僕が新卒で入った会社はずっと目指していた業界でした。
高校生の頃から漠然と「これが作りたい」というものがあり、化学を専攻して大学院まで進みました。
就職活動中もその業界は絞っていたので、内定が決まったときはとても嬉しかったし、夢が1つ叶った気がしていました。
憧れからのギャップ
社会人1年目の多くの人は「働く」のイメージと現実のギャップを感じると思います。
僕の場合は職種や労働環境など様々なことにギャップを感じて毎日憂鬱な気分で過ごしていました。ひどい時は仕事しながらこっそり泣いたこともありました。
意味のわからない残業をおしつけられ、日が変わるころに帰って翌朝の6時には出社なんてことも普通にありました。
今思うと労働環境は完全にブラック企業だったのですが、当時はそれをすぐに受け入れずにいました。
なぜなら、先輩や同期も不満は言うものの「社会人はこんなもん」「もっとひどい人もいる」など現状を必死に肯定していたからです。
周りとかはどうでもいい
色んな職場を経験して思うことは、不満を言いながらでも働ける人はその会社に向いているということです。
不満を感じつつもそこで働く理由を自分で見出して我慢できている。例えば長時間労働でも有名企業の肩書きを失いたくないから、周りよりも給料がいいから、とか。
しかし我慢や許容できることって人それぞれだと思いますし、周りが我慢できてるから自分もしなきゃって考えはおかしいのではないでしょうか。
「先輩や同期が耐えているのに自分は、、」
そんなふうに引け目を感じる必要はありません。1社目の会社をすぐに辞めたからといって、自分をダメな奴と思わないでください。
僕も早期離職したときは自信を喪失して友人と会うのも嫌な時期がありましたが、
過去に頑張ったことを思い出して、「あれは必死に頑張れていた。今回は合わなかっただけだ」とポジティブに考えるようにしました。
他人と自分を比較したりせず、自分自身の本音と向き合って「自分は何を辛いと感じているのか」を明確にしましょう。
それが転職先を決めるときの大事な指標になります。