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「夫のちんぽが入らない」において”ちんぽ”はやらしい言葉ではない

先日の金曜の仕事終わりに「コンビニ人間」ともう1冊買った本があった。話題の「夫のちんぽが入らない」だ。衝撃的なタイトル。ちんぽというワードだけでもインパクトが強いのに、しかもそれが入らないとは。本屋でふと見つけたら2度見すること間違いない。

 

そんな最強インパクトの本をこの土日の休日で読んだ。タイトルからして性行為がメインだと思ったがまったく違った。確かにタイトル通り夫のちんぽは入らない。他のちんぽは入るし、夫のちんぽは他の女性の穴に入る。それがまた主人公の女性を悩ませる。

 

夫婦なのにセックスができない。当然子供も産むことができない。原因が入らないからなんて、親や医者にも言うことができない。なんて心苦しいのだろう。

 

さらに教師という仕事の悩みが重なり、主人公はどんどん精神的に追い込まれ死をも考えるようになる。そのころには、ちんぽが入らないどころではない印象を受けた。

 

なぜこんなにも辛いことが重なるのだろうと、読みながら気分が重たくなってしまった。しかし夫婦二人で自分たちが納得できる生き方をして、どん底から這い上がる強さも感じた。僕だったらセックスできないと分かっていたら好きでも別れてしまうだろう。だからこの夫婦はすごいと思った。

 

 

さらにすごいことはこの本を出版したことを夫含めて身内には言ってないことだ。ここまで有名になったら夫は間違いなく気づくだろう。なんせタイトルが自分の悩みそのまんまなのだから。本では主人公が夫に秘密にしていたことも書かれているので、バレても大丈夫なのか?と個人的に心配している。

 

この本はちんぽというワードが当たり前にように出てくる。最初はその違和感にシュールな笑いを感じていた。しかし読み進めていくうちにちんぽというワードはカレーと同じくらい日常的な音になっていた。この記事でも何度もちんぽというワードを書いている。不快感を抱く人もいるかもしれないが、この本を読んだ僕にとってちんぽはNGワードではなくなったのだ。

 

さらに言えば”ちんぽ”と口に出すハードルが下がってしまった。明日からの私生活は気をつけなくはならない。うっかり「最近ちんぽがさ〜」なんて発したら職場にはいられない。そんな内容とはまったく違う感想を抱いた僕は今後本をレビューする資格はなさそうだ。