【コンビニ人間】”普通”について考えさせられる内容でした

昨晩、仕事終わりに本屋へ寄って2冊購入してから帰宅した。1冊はずっと読もうと思っていた「コンビニ人間」だ。金曜日の晩に何も予定がなかったで夕ご飯を済まして読み始めた。気づいたら止まらなくて一気に読み終えてしまった。

 

ざっくり内容を言うと、30代半ばの女性は大学卒業後ずっと同じコンビニでアルバイトをしている。幼いころから問題がある子だったが、コンビニで働くことに自分なりの意味を見出していた。しかし、周りの人間からは結婚もせずアルバイトをしていることを疑問視される。世の中の多くが経験する"普通"の人生を主人公は歩むことができず葛藤する。という、要約が雑すぎて申し訳なくなるがそういう内容だ。

 

 

僕はとにかく”普通”について考えさせられた。学生が終わったら”普通”に働いて、”普通”の人と結婚する。そんなことを社会に出たら求められる。しかし実際は大学や学校を卒業してもアルバイトしてる人はたくさんいる。仕方なくそういう働き方をしてる人もいるし、主人公のようにアルバイトがいいと思う人もいる。

 

結婚に関しても、したくてもご縁がない人も多ければ、主人公のように結婚して子供を産むことに意味を感じない人もいる。調べてみると、内閣府のデータでは35~39歳の男性の未婚率は35.6%、女性では23.1%となっている。未婚率 - 少子化対策 - 内閣府

この数字を見て結婚してる状態が普通とは思えない。結婚してることが”普通”と感じてる人はそういうコミュニティに属しているか、サザエさんが大好きだ。

 

 

アルバイトであっても未婚であっても、周りの人間や社会にとって何のマイナスにはならない。むしろ立派に働いてれば社会にとってはプラスだ。仕事の内容や肩書きが違うだけで、みんな世界を動かしてる一員には変わりない。「僕はこの仕事をしてる、あなたはその仕事をしてくれてるんだ」と考えれば、そこに貴賎関係なんてないはずだし”普通”なんてありえない。

 

結局”普通”というのはその人自身にしかつくれないと思う。仕事や結婚観を含めてどういう人生が”普通”であるかは他人には決められない。その人の人生を生きることができるのはその人だけだから。(自己啓発によくある言い回しになってしまった)

 

世の中の"普通"は1番多い意見の集合体だと思う。そこに入れないと本にも書かれているように他人から咎められる。それが嫌で集合体に必死に入ろうとする。しかし主人公はそんなことお構いなしで自分の人生を選択している。実際それは勇気がいることだしなかなかできない。そんな勇気を持っている主人公を僕はかっこいいと思った。